ビジョンの先にある未来を見つめて。キャリアを広げるためにジョイン
HR戦略センターにおいて採用を主に担う人事二部。その部長として、組織をリードするのが菅沼の役割です。
「採用戦略の立案をはじめ、求人募集の企画実施や応募者の選考、そして採用や選考にともなうオペレーションの標準化などを行っています。また、外部パートナーを含むメンバーのマネジメントが主な業務です」
デジタルマーケティング領域でのセールスマネジメント経験や人材採用領域におけるコンサルティング及びマネジメントの経験を積んだ後、大手企業で事業戦略の推進に向けた人事施策の実行に携わっていた菅沼。博報堂テクノロジーズへ転職したのは、大きなチャンスを感じたからだと話します。
「まず『世界一級のマーケティング×テクノロジー会社になる』というビジョンにとても共感しました。博報堂DYグループとして長年培ってきたマーケティングのケイパビリティと、私たちの暮らしや社会を変える最新のテクノロジー。この2つの力を融合して新しい価値を創造すれば、おもしろい未来がつくれるという可能性を感じました。
そんな魅力的なビジョンの実現にHR領域から参画できる機会はなかなか得られない。これは自分のキャリアにとっても貴重なチャンスだと思い、博報堂テクノロジーズにジョインすることを決めました」
これまでの経験を活かしながらキャリアを広げるべく選んだ新天地。仕事をする上で菅沼が大切にしている2つの軸があります。
「1つは対事業の軸で、自分が担当している仕事の成果が、事業の目標達成につながっているかということ。何事も目的意識をもち、任された役割についてどういった成果を出せば事業に最大限貢献ができるのかを自分でゴール設定し達成する。それによって事業や組織の戦略を推進する働きができているかを常に意識しています。もう1つが対個人の軸で、自分自身を常にアップデートできているかということです。
幸運なことに、私はこれまで同じミッションを1年以上担当したことがないんです。というのも、自ら手を挙げて新しい分野に挑戦し、キャリアをどんどん拡張していったからなんですね。デジタル領域の採用市場はものすごいスピードで変化しています。だからこそ常に変化に対応できるよう、自分をアップデートすることが大切だと考えています」
変化に迅速かつ柔軟に対応するために。アジリティの高い組織づくりを
HR領域からビジョンの実現を推進するため、入社にあたり菅沼は個人的なミッションを掲げました。
「当社は博報堂DYグループのテクノロジー戦略会社です。テクノロジー戦略を実行していくために、HRにできることは組織の変革や成長に伴走することだと考えます。ではどういう組織に変革・成長する必要があるのか。
私がもっとも重要だと考えるのが、組織のアジリティの向上です。事業を取り巻く状況がいかに変化しても、既成概念にとらわれず迅速かつ柔軟に対応し、目標達成できる組織をつくること。それを個人的なミッションとしました」
アジリティの高い組織づくりに向けて、菅沼が取り組みたい4つのテーマがあります。
「1つめがイノベーションを推進する組織カルチャーに変革していくということ。テクノロジーの急速な進展とともに、絶えず変化するクライアントのニーズに対して、従来のやり方に固執せず新しいアイデアや手法を積極的に取り入れていく。そんなカルチャーをつくっていきたいと考えています。
2つめがデータドリブンな人事戦略の実行による経営の支援です。各人事施策を勘と経験だけに頼るのではなく、たとえば、社員が持つスキルや意志(Will)を科学的に把握・データベース化し、事業戦略推進上の人材リソースニーズに対して、合理的かつ迅速に対応するなど、変化の早い事業環境に対して、タイムリーかつ最大効果を発揮できる人事施策の意思決定プロセスを定着させていく必要があると考えます。
3つめがコラボレーションの強化。博報堂テクノロジーズはもともと、博報堂DYグループ内のさまざまな会社のシステム部門が集合して形成されました。そこにいろんなバックボーンを持つキャリア採用の人材が続々と参加してくれています。こうした多様な人材が、いかなる環境変化に対しても力を合わせて目標達成に向かって走りきれる体制・環境づくりも進めていきたい。また、組織内だけでなくさまざまな外部組織ともオープンイノベーションを起こしていける仕組みを構築していきたいです。
そして最後が、人材の継続的なスキルアップです。いかに素晴らしいビジョンを掲げていても技術力をベースにした開発実装力がなくてはテクノロジー組織として成り立ちません。また、日々新たな技術革新が目まぐるしいスピードで起こっています。先端技術の習得や、リスキリングの支援により人材そのものもアップデートし、組織を常に高い技術、開発力をもった状態にすること。以上の4つに注力していきたいと考えています」
自ら掲げたミッションに挑戦できるのは、良い意味で「会社のアイデンティティが確立されていないから」だと菅沼は話します。
「先ほども言ったように、メンバーのバックグラウンドは実にさまざまです。マーケティングの知見が豊富な人、エンジニアとして高い技術力を持つ人、コンサルティング会社出身で高い戦略や戦術の立案力を持つ人など。まさに今、一人ひとりが会社のアイデンティティを形成しているフェーズなんです。この変化の中に身を置くことで、自然と成長できる。そんなチャンスが広がっていると感じます」
博報堂テクノロジーズで活躍する人材に求められる、5つの要素
現在、積極的に採用しているテクノロジー人材。組織の変革や成長を促進するために、人材を採用する上で菅沼が重視する5つの要素があると言います。
「まず1つめが、デジタル領域において何か一つでも特化した技術や知見を持っていること、そしてそれを活かしてきちんとアウトプットを生み出せるということです。
2つめがビジネススキル。デジタル技術を使ってクライアントや社内の課題を解決することで、ビジネスを拡張していく。そうした思考力と実行力を持っていることが求められます。
3つめがコラボレーションに積極的であること。博報堂DYグループのカルチャーとして、日々の雑談やコミュニケーションから新しいアイデアが生まれることが多いんです。そのため社内はもちろん、外部の人材や組織と組んで、新しい価値の創造に挑戦できる人が活躍できると思います。
そして4つめがイノベーションに対してオープンな姿勢を持っていること。新しい技術が出ればすぐに試してみて、とにかくいろんなアイデアを出してみる。そういうイノベーター精神のある人が向いていますね。
そして最後がやはりチームワーク。繰り返しになりますが多様な人材が集まっている組織なので、周囲と協力し、互いの個性を活かしながらシナジーを発揮することが求められます。こうした観点から採用活動を行い、組織変革を推進する人材ポートフォリオを組んでいきたいと考えています」
すでにあるアセットを活かしながら、ベンチャーマインドで挑戦する楽しさを
菅沼が入社して約1年。働く中で感じた博報堂テクノロジーズの魅力は「当事者になれること」だと語ります。
「会社のアイデンティティや事業そのものを、当事者としてつくっていくことができる。そこが何よりの魅力だと思います。たとえば博報堂DYグループにおいてはテクノロジー領域だけに特化した中途採用は博報堂テクノロジーズが初めての取り組みです。
ゼロからスタートした博報堂テクノロジーズの中途採用において、採用オペレーションの構築も、私自身が意思決定して構築し、今ではテクノロジー領域における採用競争力を一定獲得することができました。信念を持って行動すれば、自分がやりたいことを実現できる。そんな風土がある会社だと実感しています」
また、入社後にキャリア形成がしやすいよう、選択肢が用意されていることも特長です。
「当社はミッションに対する達成度合いを軸に評価する、ミッショングレード制を導入していて、複線型のキャリアパスが設けられています。
たとえばピープルマネジメントに興味がある方であれば、将来的にVPoEをめざすキャリア形成はもちろん可能ですし、プレイヤーとして技術を極めたいという方であれば、スペシャリストになるためのマイルストーンも設定されています。それぞれの志向に合わせてキャリア形成ができるのも、エンジニアにとって魅力的な環境だと思います」
働きやすい環境を整備するのは、優秀な人材の活躍を最大化するためです。博報堂テクノロジーズの成長を加速するべく、菅沼は新しい仲間の活躍にも期待を込めます。
「当社には博報堂DYグループとしての大きなアセットがあります。これまで築き上げてきたクライアントとの信頼関係があり、マーケティング領域における日本のリーディングカンパニーとしての実績があります。そうしたアセットを持ちながら、2022年に設立されたばかりのテクノロジー戦略会社として、ベンチャーマインドを持ってゼロからイチをつくる仕事に挑戦できる。
そんな条件が揃った会社は国内にもごくわずかだと思いますし、それが博報堂テクノロジーズで働く最大の魅力だと思います。
まだ新しい会社だからこそ、決められたレールを走っていくのではなく、自分でレールをつくる楽しさがある。組織カルチャーや事業戦略など、会社を構成する一つひとつに当事者として関わることができる。そんな環境に可能性を感じ、未知のことに挑戦してみたいという方に、ぜひジョインしていただきたいですね」
※ 記載内容は2023年9月時点のものです